3億年を生き抜いた
生命力「スギナ」

Organic heabal SUGINA

1.スギナとは About SUGINA

骨を強くするミネラルの宝庫。

多年生草本(たねんそうそうほん)でつくしが枯れた後にスギナは芽を出します。シダ植物の一種で花や種を作らず、胞子で増え、地下茎は駆除しにくく別名「地獄草」という名前がつけられるほどの強い生命力をもっています。その強い生命力に備わる成分も多量で牛乳の8.8倍のカルシウムが含まれています。また骨の健康に重要なケイ素、マグネシウム等のミネラルが豊富です。
乾燥させたスギナは生薬名「問荊(もんけい)」といい、体の重要な臓器類を酸化から守り老化を防ぐためのケイ素も多く含まれています。中国・本草綱目(ほんぞうこうもく:漢方の源流のような書物)にも記載されており、世界的にも古くから療養草として親しまれています。
スギナを含むトクサ科の植物は石炭紀から存在すると言われており、石炭紀の大気は助燃性を持つ酸素の濃度が高かったため、稲妻などにより引き起こされる野火のリスクは現在よりもはるかに高かったようです。トクサ科の植物は耐火性のあるケイ素を蓄積することで、野火から生き延びるよう進化したと考えられています。
分類:シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ属
骨粗しょう症予防に!
「カルシウム」と同時に摂れる「ケイ素」がカルシウムの吸収を促進する
加齢とともに食物から摂るカルシウムが腸から吸収されにくくなってくると、必要なカルシウムは骨から溶け出したものが使われ、最終的に骨がスカスカになっていくのが骨粗しょう症です。
カルシウムを摂取しただけでは予防にはならないため、摂ったカルシウムを骨にくっつける接着剤のような成分「ケイ素」が重要な役割となります。
ケイ素は体内で骨や軟骨の発育に関わるほか、コラーゲンやエラスチンなどの結合組織を強化する働きがあります。
スギナ茶には豊富なカルシウムとケイ素を同時に摂取できるため骨粗しょう症予防に効果が期待されています。

2.主要・有効成分 Active ingredient

主要成分
(ミネラル)

カリウム
利尿作用 動脈硬化の予防作用 心臓機能や筋肉機能の調節
マグネシウム
腸内に水分を集め、便を柔らかく、流しやすくする作用
リン
神経機能を正常化 筋肉機能を正常化 骨や歯の構成
貧血予防および改善 運動能力や学習能力の向上
亜鉛
味覚の正常化 抗酸化作用 ホルモンの合成や分泌の調整
マンガン
骨の形成 消化補助体内の消化作用をサポート

Pick up
〈スギナ茶の有効成分〉

ケイ素
コレステロール排出作用
血液浄化作用
細胞の生成
新陳代謝の促進
カルシウムの吸収促作用
サポニン
抗がん作用
コレステロール降下作用
抗酸化作用
カルシウム
免疫機能補助
血液正常化作用
葉緑素
免疫力強化作用
殺菌作用
コレステロール降下作用
解毒作用
抗ガン作用

3.効能・効果 Efficacy

骨粗しょう症予防に
カルシウムは体内にもっとも多く含まれるミネラルで、体重の約1~2%を占めていますが、便や尿と一緒に排泄されるため不足がちです。
スギナにはカルシウムが牛乳の8.8倍含まれていますが、吸収されやすいペクチン酸カルシウム(ゲル状になるカルシウム)なので、同時に吸収できる成分リン・マグネシウムやケイ素の働きによりさらに吸収力が高められ、骨を丈夫にし、骨粗しょう症を予防する効果が期待されます。
アンチエイジング
血液循環と利尿効果があり、お肌の調子(ハリ・潤い)がよくなり、老化によるシワ・たるみの予防に役立ちます。ミネラルとカルシウムを同時に含むため歯のエナメル質や爪の強度を保ち、白髪防止の効果も期待されています。
悪玉コレステロール抑制
サポニンのエキセトニンと葉緑素を含み、人間のヘモグロビン構造体と似ている事から造血作用があります。強い抗酸化作用により、がんの発症抑制、悪玉コレステロールの吸収抑制効果が見込まれています。
糖尿病の予防
ケイ素には、新陳代謝を高め、血中の酸素を補給し、血液を浄化する作用があります。
葉緑素が血糖値を下げ、ケイ素が濁った血液を浄化するので、糖尿病を予防するといわれています。
自律神経を整える
カルシウムは交感神経が過剰になるのを抑え、イライラや不安、緊張などを解きほぐす効果があります。スギナ茶の豊富なカルシウムが、自律神経の交感神経の乱れを整えてくれる効果が期待できます。
かゆみ・かぶれの改善
スギナ茶のタンニンと葉緑素の抗菌・抗炎症作用との相乗効果で皮膚のかゆみを抑えます。スギナ茶を濃く煮出した抽出液を皮膚に塗ったり入れたお風呂に浸かると、ウルシかぶれによるかゆみを改善する効果も期待できます。
肝臓の働きを助ける
スギナ茶にはナトリウムがあまり含まれていません。また利尿効果により体の老廃物や有害物質が尿と一緒に排出されるので、解毒を受け持つ肝臓の働きを助ける効果も期待できます。

4.スギナ茶の淹れ方 How to brew tea

お召し上がり方
少量でいただく場合
マグカップ
薬草1.5~2gをマグカップなどに入れ 約200mlの熱湯を注ぎ、かき混ぜながら 3~5分待ってからお召し上がりください。
急須
ティーバック1袋を急須やティーポット等に入れ 約200mlの熱湯を注ぎ かき混ぜながら3~5分 待ってからお召し上がりください。
大容量でいただく場合
やかん
タグを取ったティーパック3袋ほどを 約1ℓの水で沸騰させる。
その後弱火にして5~10分煎じてお召し上がり頂くと、 さらに深い香りをお楽しみ頂けます。
鍋に約1ℓの水、5g~10gの薬草を入れ、沸騰させる。 その後弱火にして5~10分煎じて お召し上がり頂くと、さらに深い味と 香りをお楽しみいただけます。

5.副作用・注意点 Side effects and precautions

カリウム制限のある方
スギナはカリウムを多く含んでいます。カリウム制限のある慢性腎臓病や糖尿病性腎症の方は飲用を避けてください。カリウムが高過ぎると不整脈を招く恐れがあるため血液検査で血中のカリウムが異常に高くなっている方も飲用を避けてください。
微量のニコチンが含まれています
スギナ茶として摂取する分には問題はないのですが、妊娠中の方、小さなお子様、ニコチン過敏症の方、心臓・腎臓系の疾患を持っている方は飲むのは避けてください。
飲用して吐き気がある方
スギナ茶には植物毒であるアルカロイドが含まれているため、飲み過ぎると吐き気などを引き起こして健康を害する恐れがあります。
チアミン欠乏症
チアミナーゼと呼ばれるビタミンB1を分解する酵素も含んでいるので、飲み過ぎはチアミン欠乏症による疲労感や睡眠障害などの原因となることに注意が必要です。
植物アレルギー
特につくしが芽生える春ごろにくしゃみや鼻水が出る人は、スギナによる植物アレルギーに注意が必要です。また元々スギナに対してアレルギーが無くても、スギナ茶を飲み続けているうちにアレルギー反応を起こすこともあるため植物アレルギーの方は注意が必要です。
ジギタリス製剤服用中の方
ジゴキシンなどのジギタリス製剤服用中の使用は禁忌です。腎臓病のお子さまにも飲用しないでください。またお子さまには胃の不快感を起こすことがありますので飲用は避けてください。

6.活用法 The way to use

便秘予防や歯痛に
スギナチンキ
度数の高い焼酎やウォッカにスギナを漬け込む(1~2ヶ月)と、栄養分がたっぷり抽出されたスギナチンキが出来上がります。水などで薄めてアレルギーや便秘予防のために飲んだり、うがい用に使えば、歯の痛みや歯槽膿漏にも効果が期待できると言われています。湿布として患部に当てて痛みを和らげるために使用することもできます。
湿疹・アトピー性皮膚炎の方に
入浴剤
スギナを日陰で乾燥させると、お茶にもなりますが、入浴剤としても使えます。そのまま浴槽に入れてもいいですが、一度鍋ややかんで煮出して使うと、色がきれいに出て香り立ちも良いです。また、スギナをアルコールに漬けたスギナチンキを浴槽に数的たらすのも効果的です。湿疹、アトピー性皮膚炎等に効果があるといわれています。
体質に合うブレンドを楽しみたい方に
ブレンドティー
スギナはお茶にすると他の薬草に比べて、緑茶に似た比較的あっさりとした味と香りです。他の薬草の香りを邪魔しないので、どんなブレンドティーにも取り入れることができます。またカフェインレスなのでそちらを気にされる方にも安心です。ご自身の体質に合わせて、様々な薬草茶とブレンドするのも面白いかもしれません。

国産で安心安全
天然のスギナ

「山下薬草店」では、吸収の霧島連山の麓で育った天然の良質なスギナを
産地から全国の皆様へ直接お届けしています。


霧島連山の麓は良質な薬草の産地
山下薬草店 店舗