Organic life
薬草ライフ

  • 2019/04/19

    野草と染料には昔からとても深い関りがあります。

    アイやアカネ、クチナシ、ベニバナなど様々な野草が染料として使われてきました。キハダもその一つで、幹を見ただけではわかりませんが、樹皮を剥ぐと鮮やかな黄色の内皮が現れ、その黄色の内皮のみを使用します。名前の通り黄色い肌です。

    タイのお坊さんの法衣は黄色です。なぜ黄色なのでしょう。それはターメリック(ウコン)で染めているからです。東南アジアやインドなどではターメリックは邪悪な力を避けるなど縁起がいいものと信じられています。

    また、ターメリックには防虫、殺菌効果があることも知られ直接肌に触れるものなので衛生面のことも考えているのです。日本のお坊さんの法衣は階級によって色が違います。

    もちろん色に意味があるのでしょうが、昔のお坊さんは何を使って染めていたか、色(階級)によって衛生的に効果が違ったのか興味がわいてきました。