Organic life
薬草ライフ

  • 2019/03/15

    身近な薬草の一つとしてまず上がるのがヨモギです。日本全国どこにでも自生する野草ですが、日本以外に中国や韓国、またヨーロッパでも古くから使われています。中でもヨーロッパではハーブの女王と呼ばれるくらい重宝されています。

    現在日本だけで30種類を超えるヨモギの仲間があります。主に利用されるものはパッと頭に浮かぶあのヨモギとカワラヨモギの2種類です。

    お茶にして飲む場合は柔らかい葉の部分だけを摘み天日乾燥させます。コツは初めに風通しの良い日陰で乾燥させ、仕上げに天日乾燥すると、良い乾燥ヨモギができます。

    乾燥機などで乾燥させると香りがとび、あまりおいしくありません。また春先の新芽はヨモギ餅使われるのは有名ですが、天婦羅にするのもおすすめです。さわやかな香りが口の中に広がります。

    お茶や料理以外にも、もぐさ、染料、浴剤や最近話題のヨモギ蒸し、そして水中メガネの曇り止めと、私たちの生活に密着したヨモギは、まさに野草生活の原点の植物です。